私は「うつ状態」ということで休職をしていますが、薬を飲んでいるせいなのか、それとも仕事のストレスが無くなったせいなのか、わからないけれど以前より元気になっています。
とにかく、雇用条件の悪さが私のストレスのひとつになっていたのは間違いないと思います。
今の私の状況を医者に話しても、妹に話しても、
「そんなところ、さっさと辞めたほうがいい」
と言われました。
通勤時間が長いこと、通勤費がほとんど出ないこと、そして健康保険がないこと。
社会保険がないことで、私は休職することによって、収入が無くなってしまいました。
社会保険があれば、傷病手当金が出るので、少しは助かるのですが、私は国民健康保険で、
その上、「うつ状態」で働けないとなれば、「たちまち生活に困る」という状態に陥っています。
どう考えても納得がいきません。
就職をする時に、社会保険があるということで、片道2時間もかかるところに行くことを決めたのに、
蓋を開けてみると、雇い主が
「健康保険は私の信用がなくて作れませんでした」
って言うのはいかがなものかと。
役職手当という形で、「国民保険料の半分払いますから」と言われ、
それを告げられたのも、仕事に行きだしてから、だいぶたってからのことだったので、辞めるに辞めれなくなっていました。
「また無職になるのもイヤ」という気持ちもありました。
「1年後に作りますから」と雇い主に言われ、
「1年後って何?」
とも思ったのですが、渋々条件を呑んでしまいました。
休職してから私は、職場のある市の年金機構に電話をしてそのことを言いました。
答えは
「確かに健康保険に審査があるのは事実ですが、1年後に作るからなどと言うことは、絶対にありません」
とのこと。
本当のところはわかりませんが、そういうことを繰り返し言われました。
「労働基準監督署に行ってみてはどうですか?」
とまで言われてしまいました。
私の勝手なイメージかもしれませんが、労働基準監督署とは「企業側の味方」というイメージが強く、今のところ行く気にはなれません。
そのうち、行くかもしれませんが、たぶん行くことになるかな。
そこで、我が愛する妹に相談してみたところ
「市役所に弁護士の無料相談があるから行ってみたら」と言われました。
私はさっそく相談日に電話をして、予約を取りました。
概要を聞かれ、電話で話すと、
「相談時間は20分なので、聞きたいことを箇条書きにして持ってきてください」
「もし、雇用条件がわかるものがあればそれも一緒に持ってきてくださいね」
と言われ、
「雇用条件通知書」「給料明細」「診断書」
そして、聞きたいことを紙に書いて市役所に行きました。
すごいおじさん弁護士さんが出てくるのかとと思いきや、結構若い弁護士さんでビックリしたのですが、
「今私の置かれている状況」「どうして病気になってしまったか」「雇用条件が違う」
などなど、とりあえず説明をしました。
「雇用条件が違うからすぐに辞めることはできること」
「労働環境が悪すぎてうつ状態になったことは、損害賠償はできる」
とのこと。
ただ、その若い弁護士さんは専門分野ではないということで、法テラスへ行くことを勧められました。
そこで、専門の弁護士さんを紹介してもらったほうが良いと。
でも最後にひとこと。
「これぐらいで済んでよかったと思ったほうが良いですよ」
「さっさとそんなところ辞めて、新しい仕事を探したほうが良いと思いますよ」
「もしかしたら、国民健康保険で何か補助があるかもしれないから、聞いてみたらどうですか」
そうですか、、弁護士までもが、医者や妹と同じことを言いました。
まだ、法テラスへは電話をしていません。
この先、自分の気持ちがどう転ぶかですが、気持ちが落ち着いたら、このまま辞めるつもりです。
雇い主はもうすでに私の後任の募集をしているわけですから、適任が見つかれば、もしかしたら解雇という形になるかもしれません。
さてさて、私はこのまま戦い続けるのか、それとも他の仕事を探すのか、
自分ではまだ決めきれていません。
ネット検索しても、答えは見つかりません。
きっと、だいぶ特殊な状況なので、
何が特殊かと言いますと、私の雇い主は大手上場企業のサラリーマンだからです。
自分は大手の上場企業に守られて、雇った人間には何の興味も示さず、ただ支持をするだけ。
「うつ状態」と診断されれば、病状も聞かずにすぐに後任を探す。
私はそんなサラリーマンの副業のお手伝いの仕事をしているのです。
「自己責任でしょ」と言われれば確かにそうなのですが、今の私にはまったく納得がいかないのです。